1995(平成7)年~1999(平成11)年までの當麻小学校のヒストリー
パソコン教室新設
21世紀を目前に控え1999年、本校の北館3階にコンピュータ教室が設置されました。
それまで一部の授業でしか目にすることのなかったパソコンが、一人ひとりの子どもたちの目の前に並んだ光景は、まさに時代の変化を象徴するものでした。
当時、子どもたちは初めて触れるパソコンに興味津々で、マウスを動かすたびに画面が変化する様子に歓声を上げていました。
タイピングの練習に苦戦しながらも、少しずつ文字が入力できるようになると、目を輝かせていました。

総合的な学習の時間も新設され、インターネットを使って調べ学習をしたり、発表資料を作成したりと、学びの幅は大きく広がっていきました。
このコンピュータ教室は、子どもたちが未来の社会を生き抜くために必要な情報活用能力を育む、大切な学びの場となりました。
あれから時が経ち、現在では一人一台端末が普及したことにより、この教室はその役目を終え、姿を消しました。
しかし、ここで育まれた探究心や、新しい技術に触れる喜びは、今も子どもたちの心に確かに受け継がれています。
相次ぐ自然災害
1995年からのこの5年間は、大きな自然災害が私たちの生活に影響を与えた時期でした。
特に記憶に新しいのは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災です。
遠く離れた奈良県でも、震度4を観測し、自宅が揺れるのを体験した方もいらっしゃったのではないでしょうか。
この震災は、地震の恐ろしさを改めて私たちに示し、日頃からの備えの重要性を教えてくれました。
また1998年9月には、台風7号と8号が相次いで日本列島を襲いました。
この強風の影響で、近鉄南大阪線の線路を支える鉄柱がなぎ倒されるという、私たちの身近な場所でも大きな被害が発生しました。
これらの出来事を振り返ると、私たちは自然の力の前にいかに無力であるかを痛感させられます。
しかし、同時に、災害に備えること、そして、困難な状況を乗り越えるために互いに協力し合うことの大切さも学びました。


写真は避難訓練の様子と、大規模災害が発生したことを想定した引き渡し訓練の様子です。
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