地域の歴史と文化に触れる体験学習
夏休みに入ってすぐの7月23日、本校の5・6年生が當麻寺の蓮華会式を見学しました。
蓮華会式は、當麻寺のご本尊である當麻曼荼羅が織り上げられたと伝えられる日に行われる、歴史ある法会です。
当日の朝、子どもたちは曼荼羅堂で行われる法会を見学し、華やかで目を引く特別な供物の数々に興味津々な様子でした。

特に目を引いたのは、大きなキュウリや大盛りの蒸飯、そして100個以上のナスを積み重ねて作られた供物です。
また、竹串にさされたミョウガは、極楽浄土に住むという伝説の鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」をかたどっていると教わり、子どもたちは驚きとともに見入っていました。

この蓮華会式では、6年生が丹精込めて育てたお米と、5年生が奉納した菜種油が実際に使われています。
自分たちが関わったお米や油が、地域の伝統行事を支えていることを知り、子どもたちは大きな喜びと誇りを感じたようです。

子どもたちにとって、地域の宝である當麻寺の歴史や文化に直接触れる貴重な機会となりました。
この経験が、ふるさと當麻を愛する気持ちを育むきっかけになることを願っています。
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