1985(昭和60)年~1989(昭和64)年までの當麻小学校のヒストリー
創立110周年をお祝いして
1985年、當麻小学校の創立110周年の記念式典が行われました。
それを記念して、「大望の像」が建立されました。
この像の趣旨は「110周年史」に書かれていますが、小学生にも分かるように紹介します。
「大望の像」はどんな像?
この像は、男の子と女の子が力を合わせて地球を支えている、高さ2メートルくらいの大きな銅像です。
これは、當麻小学校が110歳になったことを記念して、當麻小学校を卒業した人たち(同窓会)がみんなでお金を集めて、後輩である小学生のみんなにプレゼントしてくれたものです。
像にこめられた願い
この像には、次の3つの大切な願いがこめられています。
・世界中の人たちが、なかよく、幸せに暮らしてほしい。
・強く、やさしい心を持った人になってほしい。
・目標に向かって、最後までがんばれる人になってほしい。
像の土台には、文部大臣だった奥野誠亮(おくの せいすけ)さんという方が書いてくれた「明るく 正しく 健やかに」という言葉が刻まれています。
これは、この像の願いをまとめた、とっても大切な言葉です。
この像は、みんなが成長し、明るい未来をつくっていくことを応援してくれています。

このころの日本は?
このころの日本は、バブル景気の絶頂期でした。
好景気にわき、株価や土地の価格が急上昇し、多くの人がぜいたくを楽しんでいました。テレビや雑誌では、海外旅行や高級ブランド、グルメなど、華やかな生活が紹介されていました。
その一方で、土地や株の価格が高くなりすぎて、家を買うのが難しくなるなどの問題も起こっていました。1989年には、昭和天皇が崩御し「平成」という新しい時代が始まりました。
コメント