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150のHistory

150のHistory – episode27

2005(平成17)年~2009(平成21)年までの當麻小学校のヒストリー

言葉の力で読みを深める国語科研究発表会

2008年度、本校は文部科学省の国語力向上モデル事業の研究指定校となりました。
この年、私たちは「言葉に着目し、確かな読みの力をはぐくむ国語科学習の構築」を研究主題に掲げ、児童一人ひとりの国語力の向上を目指して取り組みを進めました。
研究の成果として、特に以下の2点が挙げられます。

①立ち止まって考える習慣の定着
児童が物語や説明文を深く読み解くために、言葉や表現に意識的に目を向けることを促しました。単に文章を読み進めるだけでなく、「この言葉にはどんな意味が込められているのだろう」「なぜこの表現が使われているのだろう」と、自らの読みを問いかける習慣が根づきました。
その結果、児童は文章の主題をより深く理解できるようになりました。
また、自分の考えを友人たちと活発に話し合うことで、新たな視点に気づき、読みをさらに広げることができました。

② 読み取ったことを表現する力
読む力だけでなく、表現する力も育みました。読み取った内容を自分の言葉で書き表したり、周りの人々に発信したりする活動を積極的に取り入れました。
この取り組みにより、児童は文章の内容をより確実なものとして自分の知識にすることができました。読み取ったことを発信する過程で、思考が整理され、理解が深まるという好循環が生まれました。

外国語教育

21世紀に入り、小学校での外国語(英語)教育が段階的に導入されました。
グローバル化が進む社会の中で、異なる文化や人々とコミュニケーションをとるための基礎を、低学年から触れる機会が設けられました。
高学年では教科となり、読む・聞く・話す・書くの四技能を総合的に学びます。
葛城市ではこの頃からすでに、外国人ALTによる英語の授業が行われていました。

部分日食観測

2009年7月22日、日本各地で皆既日食が見られる中、ここ當麻では部分日食として観測されました。
子どもたちは専用のグラスを使い、太陽が少しずつ欠けていく神秘的な光景を真剣に見つめていました。
この日食は、空を見上げる子どもたちの心に、宇宙への果てしない好奇心を刻んでくれました。

【PDFで見る】 150のHistory:episode27 2005(平成17)~2009(平成21)

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