2010(平成22)年~2014(平成26)年までの當麻小学校のヒストリー
県内で一番元気な男が伝えた「心づくり」の大切さ
2014年、本校ではPTA主催教育講演会として、同年11月1日に奈良交通統括指導員の上條正幸さん(通称:ユンケル上條さん)をお招きし、「笑顔のあいさつが子供を伸ばす」という演題でご講演いただきました。
車掌の制服姿が印象的で、熱意あふれる上條さんのお話は、子どもたちだけでなく、参加した保護者や教職員の心にも深く響きました。
上條さんはご自身の波乱万丈な人生経験を通して、「心づくり」の重要性と、その具体的な秘訣を教えてくださいました。上條さんの「日本一の車掌になろう!」という決意に対し、おばあ様から授けられたのは、「それなら心をつくらなあかんよ」という教えでした。

この教えを胸に、上條さんは50年以上、毎日朝4時に起床し、素手・素足で駅のトイレ掃除を続けるという実践をされています。
一見「汚いこと」から逃げず、進んで取り組むその行動こそが、自身の心を豊かにし、そこから自然と笑顔やあいさつが生まれ、やがて人に対する気配り、目配り、思いやりへと繋がっていくという、「心づくり」の連鎖を教えていただきました。
講演後の保護者アンケートには、「トイレ掃除の大事さを子どもにも伝えたい」「今日話を聞いて子どもたちが思いやりの心を持って、何かを感じてくれればいいなと思った」といった感想が寄せられ、上條さんのメッセージが多くの参加者の心に届いたことが伺えました。
「まさか」を「もしも」に!
2011年の東日本大震災は、自然の力の恐ろしさと、日頃からの備えがいかに大切かを私たちに教えてくれました。
この震災をきっかけに、本校は災害時の対策を見直しました。特に重要になったのが、お子さんを確実に保護者の方にお返しする「引き渡し訓練」です。
地震だけでなく、近年増えているゲリラ豪雨などの水害にも備え、安全かつスムーズに引き渡しを行う手順を、保護者の皆様と一緒に考えてきました。訓練にご協力いただく皆様の姿は、まさに「地域全体で子どもの命を守る」という強い意志の表れだと思います。
また、防災学習も大きく変わりました。「避難経路を覚える」だけでなく、「どうしたら自分の命を守れるか」「困っている人をどう助けるか」を自分で考え、判断する力を育むことに力を入れています。
なお、本校は2009年に北館を、2014年に南館の耐震補強工事を行っています。
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